引越し

2003年2月1日
大学一年の春

入学式の前に

おとうさんとおかあさんと引越しをした

初めての一人暮らし

お父さんは仕事ですぐ帰ってしまったけど

お母さんは入学式までいてくれた

入学式からアパートに帰ったら

おかあさんがつくってくれたごはんがテーブルのうえや冷蔵庫にあって、

おかあさんはいなかった


その時初めて、涙がいっぱい出た

一人暮らしは楽しみだった

こんなに寂しいものだなんて知らなかったから。

うちの大学には1,2年のとき、クラスがある

入学式の前に、クラスごと、指定の教室に行った

どきどきわくわくしてた

初めて声をかけてくれた子は、とっても明るそうな子だった

その子といろいろ話していたら、

なんと同じアパートだった

それから、毎日のように一緒にいた

いっこ年上の彼女とはとても気が合った

一人暮らしを始めたばかりのさびしい時に

ずっといっしょにいてくれた


その彼女が明日実家に引っ越す。

さっき、貸していたものを返しに来た

いつでも会えるから、と

お互いのものがお互いの家にあった

4年間いっしょに学校に行った

彼女が引っ越していくのが

とてもとても寂しい。

もうここにはいられないんだって

目の前にあるものが

もうすぐ思い出になっていくって

思い知らされてとっても切ない。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

この日記について

日記内を検索