思い出に変わったふたりは、とても輝いていた
2003年1月18日火曜日、14日。とてもあたたかい日だった。
1年ちょい前に別れた彼から電話が来た。
2年半、同棲していた人です。
あたしは、もともと彼のモノである鍋を家に置いたままにしていて、それを返して欲しいということだった。
「じゃあ、あとで部屋の前においておくよ」
とあたしが言ったら、
「いや、実は話したいんだよね」
と彼は言う。
「相談したいことがあるんだ。夕方とか、あいてる?」
あたしの彼氏はその時学校に行ってて、いなかったけど、夕方には帰ってくる。
隠れて会うようなことはいやだった。
「電話じゃダメ?それなら今聞けるよ。」
それで1時間ちょい話した。
元彼は、彼女のことで悩んでいた。
コンプレックスのカタマリのような彼女なのだ。
お互いが好きで、付き合ってるということがどういうことなのか、わかってない。
元彼のことをちゃんとみてあげれていない。
とっても難しい。友達からはあんまりよく思われていないコ。
あたしだってそのこのことは嫌いだった。
同棲に嫌われるコと付き合うのはタイヘンだよね。その彼女は異性からも嫌われていた。
元彼は何でそんなコとつきあったんだ???
ってずっとおもってた。
いろんな話を聞けた。
前のあたしなら、そんな出来事に動揺したんだろう。
でも不思議とこころは穏やかで、今の彼を大事にすることを一番に考えた言動ができた。
元彼には、すこしチクッとするのが正直なトコでも、心から、幸せでいて欲しいと思えた。
電話で話していて、相談されていて、彼女の悪口も言わず、元彼のことをよく理解したうえで、たくさんのあたたかい言葉をかけてあげられたと思う。
電話を切って、鍋を届けに言った。
元彼のアパートはものの1分でつく。
2階。
「もうすぐ着くから、下の道路に降りてきて?」
部屋の前まで行ってピンポンすれば済むこと。
でもね、今の彼氏を思うと、
逆の立場だったらって思うと、
道路で渡したほうが、ずっといいって思った。
言わなきゃわからないことだけど
たいしたことじゃないのかもしれないけど
あたしには意味があった。
家に帰って、夕方メールがきた。
「実は鍋は口実だった。
話したかった。話して気が楽になったし、楽 しかった。ありがとう。」
そんな内容。
大切な人は守るよ。
あたしにはどちらも大切な人だけど
大切な人は守る。
少し成長した自分が嬉しかった。
1年ちょい前に別れた彼から電話が来た。
2年半、同棲していた人です。
あたしは、もともと彼のモノである鍋を家に置いたままにしていて、それを返して欲しいということだった。
「じゃあ、あとで部屋の前においておくよ」
とあたしが言ったら、
「いや、実は話したいんだよね」
と彼は言う。
「相談したいことがあるんだ。夕方とか、あいてる?」
あたしの彼氏はその時学校に行ってて、いなかったけど、夕方には帰ってくる。
隠れて会うようなことはいやだった。
「電話じゃダメ?それなら今聞けるよ。」
それで1時間ちょい話した。
元彼は、彼女のことで悩んでいた。
コンプレックスのカタマリのような彼女なのだ。
お互いが好きで、付き合ってるということがどういうことなのか、わかってない。
元彼のことをちゃんとみてあげれていない。
とっても難しい。友達からはあんまりよく思われていないコ。
あたしだってそのこのことは嫌いだった。
同棲に嫌われるコと付き合うのはタイヘンだよね。その彼女は異性からも嫌われていた。
元彼は何でそんなコとつきあったんだ???
ってずっとおもってた。
いろんな話を聞けた。
前のあたしなら、そんな出来事に動揺したんだろう。
でも不思議とこころは穏やかで、今の彼を大事にすることを一番に考えた言動ができた。
元彼には、すこしチクッとするのが正直なトコでも、心から、幸せでいて欲しいと思えた。
電話で話していて、相談されていて、彼女の悪口も言わず、元彼のことをよく理解したうえで、たくさんのあたたかい言葉をかけてあげられたと思う。
電話を切って、鍋を届けに言った。
元彼のアパートはものの1分でつく。
2階。
「もうすぐ着くから、下の道路に降りてきて?」
部屋の前まで行ってピンポンすれば済むこと。
でもね、今の彼氏を思うと、
逆の立場だったらって思うと、
道路で渡したほうが、ずっといいって思った。
言わなきゃわからないことだけど
たいしたことじゃないのかもしれないけど
あたしには意味があった。
家に帰って、夕方メールがきた。
「実は鍋は口実だった。
話したかった。話して気が楽になったし、楽 しかった。ありがとう。」
そんな内容。
大切な人は守るよ。
あたしにはどちらも大切な人だけど
大切な人は守る。
少し成長した自分が嬉しかった。
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